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俺の友達紹介で初めて湘南美容クリニックに行くと今ならお互いに5000円分のポイントが貰えるよ。よかったら行ってみてね! 後藤輝樹 お客様番号:200 0007 180178 湘南美容クリニック横浜東口院

全体の中で自分を律すること。

西暦2009年9月11日10時57分、
小学館SAPIO編集部「フロム・リーダーズ」に送信。

全体の中で自分を律すること。

犯罪者を減らし地域の安心を確保するリーダーになろうという講座があった。
受講者はご年配の方ばかり。
最後に感想を述べる場があり、一人一分の時間が与えられた。
しかしそれを破り、愚痴や自分の事を1人で何分も喋る者が出た。
その後からは一人何分も喋り出す者が続出した。
この講座でモラルの欠如が度々問題になり受講者もそれを聞いていた。
日本社会で法というルールを守らない者を犯罪者という。
この講座で主催者が決めたルールを守らない者を何と呼んだらいいのか。
そのルールを破ったのは子供でもなく人生経験豊富な年配の方。
自分は年を取れば自然に立派になるのだろうし、
だからこそ最近の若者はダメだというフレーズを甘んじて聞いていた。
しかし年寄りも我々若者と同じとわかってしまった。
これからは「最近のジジイは~」とも言える。
自分はフザけた若者だし、ルールを破るパワーも時に必要だが、
地域のリーダーならんとする者ならばその見極めは肝心である。



以下の文章は最初に書いた細かい文章で400文字をかなりオーバーしたので、
自分を律しろという内容の投稿だったので、
再度
自分を律して400字程度に要約して納めたのが上の文章になります。


安全安心まちづくりリーダー養成講座というものを
2週にわたり朝から夕方まで計4日間、受講してきた。
この講座は犯罪から身を守っていくために
自分たちが住んでいる地域でどんな取り組みをしていけばよいかを学ぶ講座である。
僕は20代だが僕以外はほとんど60代くらいのご年配の方ばかりである。
この講座の最終日に実際に街を歩き、
犯罪が起こりそうな場所を指摘して、写真を撮り、地図に貼って防犯マップを作った。
全体で5班いて、
最後に、作った防犯マップを展示し感想を述べるという発表の場があった。
1班全体で持ち時間5分で僕の班は最初に発表した。
僕の班は5人いて、一人持ち時間1分なので、5分以内で終わるように発表した。
二班目も概ね五分以内で発表した。
ところが三班目で最初に喋る人が長々と喋り初めてしまった。
その人だけで4分近く喋ったのではなかろうか。
すると次の人らは一言、二言で済まさないと5分に納められない。
しかし、次の人も長く喋り、その次の人も長めに感想を述べるようなり、
最後の班までそれは概ね続いてしまった。
1班5分というルールが破られ、一人が破り、破っても平気だとわかると、
皆ルールを破り、後に続いてしまう。
しかも、防犯マップの感想を述べるのではなく、
自分の地域の現状やいっぱしの評論家きどりに防災論を語りだしたり、
全体の事を全く考えていない。
まちづくりのリーダーになろうとしている人たちがこのありさまで、
僕は大人になれば自然と立派になっていくのかと思っていたのでショックだった。
最終日だけでなく、各日、専門家や警察の方が講義に来てくれたのだが、
その時の質問コーナーも質問をするのではなく、
一部のご老人が自分の地域の愚痴を語りだし、
質問コーナーの時間を潰すという光景が多く目についた。
社会のルールを守らないのが犯罪者。
今回のルールの中でいくつかのルールが課せられていたのだが、
そのルールを守らない彼らは一体何者なのであろうか。
僕は戦中戦後、日本を支えてきた先輩をそれなりに尊敬してきたのだが、
彼ら諸先輩方が特別な人間であったのではなく、
その時の日本全体の雰囲気に飲まれ、ただ走らされていただけで、
僕ら若い奴らと同じ人間であったともわかり、
年をとれば立派になれるのかと勝手に思い込んでいたけれども、
自分も年をとったら品のない、愚痴ばかり言う人間になったらとか、
いろいろ思うと色んな面でショックを受けた。
よく最近の若者はダメだという言葉はいつの時代にも使われるが、
俺もそうなんだろうと思っていたが、
いざジジイ達と出会ってみると、
最近のジジイはダメだとも言えるんだとも悟った。
モラルの低下は若者だけではなかった。
もちろん尊敬されるに値する年配の方もいるだろうし、
自分だって聖人君子じゃなくフザけた若者だが、
地域の安全を守る前に、犯罪者を非難する前に、政治家に文句言う前に、
自分を律する事からはじめたらどうか。