「ボランティアという言葉を軽々しく利用しないでください。」

西暦2008年5月15日12時33分、
小学館ＳＡＰＩＯ編集部「フロム・リーダーズ」に送信。

「ボランティアという言葉を軽々しく利用しないでください。」

自らの活動を円滑にするために
僅かばかりの寄付だけをして、
または営利目的ではないからという理由で、
ボランティアと銘打つ人達が世の中にはいます。
そういった人達は寄付した金額以上にボランティアという言葉を利用します。
募金箱がコンビニに設置されている時代ですから、
寄付をしてない人の方が少ないのではないのでしょうか。
それをさも寄付をしましたから、
営利目的ではないですから、
ボランティアですと謳うのは格好悪いことだと思います。
本当にボランティア活動をしている人は
ボランティアをしてますなんて強調しないと思います。
社会のため、誰かのために貢献したいという気持ちが溢れ出たものの結果として
ボランティアという言葉が付いてくるのであって、
恩着せがましくボランティアというフレーズが先にありきというのは奇妙です。
ボランティアという言葉を辞書で調べると、
「自主的に社会事業などに参加し、無償の
奉仕活動をする人。」記載されています。
「寄付をすること、営利目的でないこと」なんて書かれていません。
世の中に辞書通りのボランティア活動をしている人が一体どれだけいるのでしょうか。