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俺の友達紹介で初めて湘南美容クリニックに行くと今ならお互いに5000円分のポイントが貰えるよ。よかったら行ってみてね! 後藤輝樹 お客様番号:200 0007 180178 湘南美容クリニック横浜東口院

「数字・データ・統計的に正しい日本の針路」の書評依頼

一度、「数字・データ・統計的に正しい日本の針路」(2016.髙橋洋一)を読んでいただきたく、そして、どのように考えられるか、意見を聞きたいと思います。

 

という、仕事のご依頼をいただきました。

 

まずは、本から抜粋した要約を記します。

 

【はじめに】

数字やデータはウソをつかない。

政策とは、
数字やデータを使って
「より安く目標を実現できるか」(コスト)
「より安全に目標を実現できるか」(リスク)である。

数字や統計を根拠に物事を判断すれば、
おのずと正しい針路が見えてくる。


【消費税10%再増税は絶対にダメだ】
何故なら、経済成長率を下げるからである。なので財政再建をしたいなら、増税ではなく、成長による増収を狙うべきである。そもそも消費税を8%を10%に引き上げたところで財政を黒字化するのは困難であるので、メリットよりもリスクのほうが大きい。過去のデータから見ても、消費増税すると失業率も景気も悪化している。1997年にアジア危機と消費税率3%から5%への増税があった。日本を含め1998年には、アジアで景気が悪化したが、日本を除くアジア諸国は1999年には回復。考えられる原因は、消費増税である。今の日本に必要なのは、消費増税ではなく、金融緩和による経済成長である。金融政策による雇用の増加は、自殺率の低下、強盗率の低下、生活保護受給率の低下にもなる。

 

【「日本の借金1000兆円」はウソである】
借金1000兆円は国民一人当たりに換算すると800万円になる。しかし、借金1000兆円と言っても、政府が持つ資産と相殺すれば500兆円くらいの借金であり、政府の関係会社も考慮して連結すれば、実質の借金は150~200兆円くらいだ。だから日本の借金1000兆円はウソである。財務省が「借金1000兆円」を根拠にして国民に消費増税を迫るのは、前提が間違っていると言うほかない。日本の財政が危機的だという論が滑稽である。

 

【リスクとコストから考えれば集団的自衛権は正しい選択】

筆者の国際関係論では、個別的自衛権より集団的自衛権の方が、防衛コストが安上がりになり、かつ戦争にも巻き込まれないと考える。つまり、コスト面でもリスク面でも集団体自衛権が有利なのである。

だいたい海外から見れば、日米同盟に基づき国内の基地を米軍に提供しているのだから、すでに集団的自衛権を行使している見られても仕方ない。

さらに米軍の横田基地には、国連軍後方司令部があり、日本は、オーストラリア、カナダ、フランス、ニュージーランド、フィリピン、タイ、トルコ、アメリカ、イギリスの9ヵ国と「国連軍地位協定」も結んでいる。

集団的自衛権の行使はしない」というこれまでの議論は日本国内向けであり、国際的にはまったく無意味なものである。

現在米軍の請け負っている日本の防衛を、全面的に日本の自主防衛に切り替えると、現在の5兆円から4倍増の20兆円以上必要になるという。

アメリカと同盟し、第三国から侵略された例は、南ベトナムしかない。しかも侵略したのは北ベトナムであり、純然たる第三国とは言いがたい。つまり、集団的自衛権は抑止力があるので、自ら仕掛けていかないのであれば、戦争に巻き込まれる可能性が低いのである。

むしろ、歴史を振り返ると、集団的自衛権は多数国の判断で行使することが多いが、個別的自衛権は一国のみで判断して行使するので、より戦争のリスクがあるとされている。
集団的自衛権を拒む人は、個別的自衛権で対応せよとも言う。アメリカの手助けを受けずに中国と戦うとしたら、そのほうがダメージを受けるリスクは大きいし、とても合理的とは思えない。さらに言えば、個別的自衛権で対応するということは、集団的自衛権よりもコストが高くなるという点も忘れてはいけない。

 中国が南シナ海南沙諸島に進出し、占領してしまったが、この原因は、ベトナムやフィリピンがアメリカとの安全保障がなかったり、または事実上機能していないからである。

日本がアメリカに対して、最低限の集団的自衛権の行使くらい示しておかないと、アメリカは助けてくれない可能性がある。だから集団的自衛権は必要なのである。

歴史や近隣の事例を見れば、集団的自衛権は防衛コストが低く、戦争に巻き込まれる可能性が低く、さらにリスクの面からも、戦争を仕掛けにくい体制であることがわかる。

自衛隊は、軍事行動に関してアメリカから期待されることはまずない。「地球のウラまで」というのは、現実的にありえない話である。

憲法第9条だけ唱えていれば、日本だけは平和になる」という議論は論外だ。

日本の集団的自衛権行使に世界で反対してるのは中国と韓国だけである。
中国が反対であるのは、中国が海洋権益を拡大するには日本が障害になるので、中国の国益を考えると納得できる。韓国が反対なのは、理性がないとしか言いようがない。

徴兵制はありえない。兵器技術の進歩した近代においては専門性に欠ける兵士は必要ない。素人は足手まといなので、徴兵制はありえない。むしろ集団的自衛権に頼らず、個別的自衛権で防衛しようとするほうが徴兵制になる可能性が高いのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

要約に留めておこうと思っていたら、「意見を聞きたい」との事で、厳しい事を言わざるを得ないのであまり氣乗りしないですが、仕事でお金をもらってしまっているので、逆に、忌憚ない意見を述べらざるを得ない。

全体的に、既出のありきたりな論の域を出ず、どれも一度は耳にした事のある、取るに足らない論であると私は考える。参考になるような新しい説はない。ただ、誤解の無いように言っておくが、野党の論は、もっと論外であり、話にならないという事だけは言っておく。

【はじめに】

数字やデータに基づいて、政策を考える事は賛成である。ただ、この著者が、凡人でダメなところは、コストとリスクを優先とし、人間の尊厳、特に日本人の尊厳が重視されていないところである。そこが俺との根本的な違いである。その点が反対である。我々は人間である。リスクとコストだけで生きるのは人間ではなく動物、けもの。

 

【消費税10%再増税は絶対にダメだ】
財政再建のために消費税を上げるというのはナンセンスであり、その点は著者に賛成だ。8%を10%にしても焼け石に水である。そもそも税金は消費税だけではない。色んな種類の税金があるし、新たな税金を導入すべきだと俺は考えている。日本一律で消費税を10%にする必要はないし、無税のところもあれば、20%のところがあってもよい。もっと多角的に柔軟に考えるべきである。とりあえず消費税増税には反対だが、そもそも俺は消費税を上げるか下げるかだけの議論に、日本国民が執着しすぎている事に反対である。皆、頭が悪すぎて話にならない。視野が狭すぎる。例えば、料理で味が薄ければ塩が必要だし、味が濃ければ水を足す、そしてまた味が薄くなれば塩を足すように、その都度、調整していくものである。単純に増税が悪いとか、そういう議論しかできない日本人は本当に頭が悪い。金融政策による経済成長も当たり前の話であり、むしろ、日本は決断のスピードが遅すぎた。安倍政権でなければ、もっと悪化していたが、安倍政権でも、私は手緩いと考えている。あの局面での8%増税は有り得ない。頭が悪いとしか思えない。そんなヤツが日本の総理大臣なのだから世も末である。

 

【「日本の借金1000兆円」はウソである】
借金1000兆円に関しても、俺は返済すべきだと思う。実質の借金が150兆円だとして、借金は無いほうが良いのか、あるほうが良いのかを考えれば、無いほうが良いに決まっている。そもそも資産を処分すれば、150兆円になるという論自体がおかしい。政府の舵取りミスのせいで、なぜ我々の資産で相殺しなければならない。そして、私は、対症療法ではなく原因療法で考える人間。資産を相殺すれば借金が150兆円になるのだから解決されるという問題ではない。今ある借金を減らすのは、対症療法である。借金をせざるを得なくなった原因を解決しなければならない。何故なら、借金が150兆円に減っても、借金しない体質に改善できなければ、意味がない。それでは、また借金をしてしまう事になる。なのでまずは、日本の予算編成を抜本的に見直し、経済成長をしなければならない。でなければ話にならない。社会保障地方交付税を大幅に減らし、科学技術力費やインフラなどの分野に大幅に投資すべきだ。そして税制改革も断行する。そうすれば日本の借金は減っていく。ただ、これが日本で出来るのは、私しか居ない。何故かというと、社会保障地方交付税に切り込む政治家が居ないからだ。私以外に、そんな事を言ってる政治家はいない。著者は借金は150兆円だから問題ないというが、今も毎年借金が増え続けている事に対して、どうすればいいかの代案がない。金融緩和による経済成長が代案なら、俺の案のほうが断然いい。そもそも金融緩和による経済成長をやらないのではなく、やれないのだ。俺の言ってる事が空論なら、著者の言ってる事も空論なのである。何故なら、日本はアメリカの属国であり、日本が経済成長するような事はできない仕組みになっており、出来たとして、ジャパンアズナンバーワンの時みたいに潰されるのは確実である。著者が、アメリカを中心とした集団的自衛権の行使に賛成している限り、未来永劫、借金漬けになっていくのが現実である。それがアメリカのプランなのだ。著者は現実が理解できていない。日本の借金が1000兆円に増えたのはアメリカの戦略である事を知らないのだろうか?そのアメリカに黙って付いていけば、日本が再生される事はありえない。日本が再生するためには、アメリカと距離を置くか、アメリカが落ちぶれるか、どちらしかない。


【リスクとコストから考えれば集団的自衛権は正しい選択】
集団的自衛権は否定はしない。それについては賛成である。だが根本的に違うのは、俺が賛成してるのは、日本を中心とした集団的自衛権である。なので私は親日国家共同体を創ったのだ。著者は、お花畑の頭をしているので現実が見えていないのが残念である。アメリカと同盟国である限り、日本が世界に影響を与えるほどの経済成長していく事はない。アメリカという国は、日本が想像している以上に、したたかな国である。アメリカと同盟国であれば、日本は幸せというのは、現実を知らないお花畑の発想である。アメリカは日本を脅威と思っており、いつでも仮想敵国として見る準備が出来ている。アメリカは、日本の第二次世界大戦での軍事的強さと戦後の経済的強さを異常に恐れている。なのに一方の日本は、アメリカ様のケツを舐めてばかりでアメリカと(戦争という意味だけでなく外交や経済の分野においても)戦おうという意思がまるで見られない。その現実が、著者は理解できていない。リスクとコストだけしか考えてない戦後生まれの去勢された日本人の典型であり、日本人の魂、尊厳、プライドがない、ただの凡人である。著者も無意識な自虐史観なのであろう。まるで日本が奴隷の国であることを今後も維持するために書かれたかのような、アメリカ様崇拝の残念な本である。まともな独立国であれば、戦争をしてでも、自国民のアイデンティティを守るんだという概念が、この著者には圧倒的に欠如している。リスクとコストだけしか考えないのであれば、日本人を止めたほうがいい。それなら理解できる。だが、俺は日本人であり地球人である、その立場として、出来る最善を俺は尽くす。人は皆、死ぬ。リスクやコストは問題じゃない。リスクやコストよりも人の持つ尊厳、魂のほうが大事である。逆に今の日本がダメなのは、リスクやコストを氣にして、行動(戦争)しないからである。リスクやコストも大事だけれども、リスクやコストを最優先するやつは、ものにならない。お前らが漫画やアニメで見てきたヒーローや主人公は、リスクやコストを氣にして戦ってるか?違うだろ?リスクやコストを氣にするやつは脇役のモブ。以上。

本当はあまり私の意見を述べたくは無かったのですが、仕事としてお金をもらった以上、意見を述べさせていただきました。
オブラートな表現になってしまったのは御愛嬌。

以上です。後藤輝樹