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西暦2009年10月26日6時37分、
小学館ＳＡＰＩＯ編集部「フロム・リーダーズ」に送信。

電気自動車の歴史は意外に古い。
石油の発見によるＴ型フォード車の爆発的普及により、
ガソリン自動車に敗れてしまったが、
今まさに環境と資源の問題から電気自動車が巻き返しを図っている。
新興国にとって普及していない電気自動車には参入しやすいという点もある。
中国やインドでは低下価格帯の電気自動車の開発がかなり盛んだ。
しかも安かろう悪かろうというものでもない。
日本の技術者を指導員として呼び、それなりのものを作っているのだ。
アメリカではグーグルが電気自動車の普及のためのシステムを計画しており
オバマ政権は１兆円の予算で後押ししてもいる。
いずれの場合も国家と企業の方向性が一緒で一丸となって取り組んでいる。
一方、日本はどうか。日本は企業は頑張っているが国家の後押しが弱い。
国家が電気自動車のための充電スタンドのインフラ整備を
もっと積極的にやってくれれば企業も方向性がわかり動きやすい。
日本経済にとって自動車産業は生命線である。
勝敗が決する前に日本も手を打たなければならない。