9「ポスター貼り。」後藤輝樹様の選挙戦記「皇暦2679年(西暦2019年)神奈川県議会議員選挙編」
9、ポスター貼り。
雨が少し降ってる、もしくは降りそうな感じだったので、どうしようかと思ったが、とにかく出発した。242枚の選挙ポスターを、この日と翌日、翌々日と3日間で終わらそうと考えていたので、明日、明後日のポスター貼りの事を考えれば、少しでも、この日に選挙ポスターを貼る必要があった。詳細は、以下の動画で語ろう。
選挙ポスター貼りの準備とポスター貼りについて。後藤輝樹様の選挙戦記「皇暦2679年(西暦2019年)神奈川県議会議員選挙編」
数値だけは、文章のほうが分かりやすいので記載しておこう。
初日、18時?19時前からかな?約2時間をかけて、3区域の21箇所に選挙ポスターを貼った。
二日目、お昼前くらいからだったとは思う。腕時計で時間を計ってたんだ、この日は。
5時間9分48秒かけて12区域の90箇所に選挙ポスターを貼った。
正直、このペースはあまり芳しくなかった。
三日でやろうとしてるのに、二日目が終わった時点で、半分の選挙ポスターも貼れてない。そして、初日と二日目の疲労が蓄積してる中での三日目。この3日目に一番多くの選挙ポスターを貼らなければならない。普通に考えるとネガティブなので、考えないようにした。とにかく前進した。結果、三日目は、早朝から出かけて空が暗くなるギリギリで何とか終わった。初日が2時間、二日目が5時間、三日目は10時間かかった。身体も疲労困憊、満身創痍だった。だけど、やり終えた度また俺は思う。やっぱり俺様はスゴい。さすが俺様と。うっとりする。選挙ポスター制作の時もそうだった。今まで蓄積し制作していたデザインを全部捨て、全く新しい選挙ポスターに切り替えた。普通の人間だったらできない。必ず躊躇する。今まで作り上げてきたものを壊すのは怖いからだ、ためらうからだ。だけど俺は躊躇しなかった。俺は決断できる人間。だから最高の選挙ポスターが出来上がった。我ながら、俺のセンス、判断力、決断力に、うっとりせざるを得ない。今回の選挙ポスター貼りも同様だ。前途多難、暗雲たちこめる3日目、俺は乗り切った。10時間12分50秒をかけて、17区域を回り131箇所に選挙ポスターを貼った。疲労のせいか、選挙ポスターを貼り間違えたり、自転車を横に携えて階段を下っていた時に階段から自転車ごと転げ落ちたり、様々なトラブルがあったが、なんとか乗り切った、やりきった。
俺は嬉しかった。俺は当選できない、だけど、この時点で、俺は勝った、誇らしかった。トライアスロンとかクレイジージャーニー的な耐久レースを完走した氣分だった。8年前の若い俺もやれた事を、体力的な不安も、無い事も無かったが、今の俺でも出来たんだ、と。