突如、自転車のタイヤの一部が変形した。。
皇暦2679年西暦2019年5月20日だった。
ほぼ水平と言ってもいい、なだらかな坂道を自転車で下っていたら、
一定間隔で、
ボコッ、ボコッという感覚が、
体に伝わってくる。
「なにか、おかしい。」と、
自転車を降りてチェックすると、
自転車の前輪のタイヤが一部、ボコッと変形している。
絶句した。
「なんだ、これは。。」と。
これは、絶対、修理が必要なヤツと思った。
なにかイタズラされたのかなとも考えた。
すぐにネットで調べると、
どうやら、寿命のようだ。
一応、空氣を抜いて、
変形しないようにしながら、入れ直すと良い、
みたいな事が書いてあったので、
そうすると、ボコッとした変形が、だいぶマシになった。
これが、その、マシになった時の前輪タイヤ画像だ。
ボコッとした直後の画像は、ショック過ぎて、撮り忘れた。
近所の自転車屋に問い合わせしたら、
ハッキリ値段を言わないのでイラッとしたが、
食い下がって聞いたら、3~5000円くらいはかかるらしい。
あー、、、どうしよう。。
とりあえず、その日は、様子を見る事にした。
で、よくよく考えて、5月23日、
ホームセンターの島忠ホームズ山下店の自転車屋さんに行って、
修理してもらう事にした。
ホームズ以外にも電話で調べた。
タイヤのサイズを聞かれたのだが、
タイヤのサイズはタイヤに書いてある。
俺の前輪のタイヤは18×1.75であった。
で、ホームズに行こうと、
いざ、自転車に乗ってみたら、
「あれ?」
今度は、後輪のタイヤがボコッと膨れて変形している。。。
たぶん、この前は無かった。。
そのままソフトな感じに自転車に乗り、
そこで見てもらうと、
やはり、後輪のタイヤも交換したほうがよいとのこと。
前後のタイヤを交換すると、
少なくとも8千円くらいはかかるらしい。
ホームズに行って、見積もりしてもらうと、
タイヤもチューブも両方交換の場合は9000円くらい、
チューブは交換せずにタイヤだけの交換の場合でも7000円くらいとの事。
タイヤを前後交換して9000円だとしたら、
新品の自転車を買った方がいい。。。
どうしようか。。。
とりあえず、この日は修理するのを止めた。
ホームズにあった空氣入れを借りて、
後輪タイヤの空氣を抜いて入れ直すと、
変形が幾分マシになった。
どうやら、おそらく、
5月20日の数日前、たぶん5月16日だと思うんだけど、
その日に、自転車屋さんで空氣を入れてもらった時に、
空氣パンパンに入れたんだと思う。
それでダメになったのだと思う。
もちろん自転車屋さんはプロなので、
正常な範囲で空氣を入れたと思う。
それでダメになるという事は寿命なのだろう。
後輪のタイヤを見てもらえれば分かるが、
かなりすり減っている。
どうしようか。
9000円出して、修理するなら、
いっその事、新品の自転車を買ったほうがいい。
で、調べてみたのだが、
俺の条件にマッチする自転車が見つからないのだ。
折り畳み自転車で、
前カゴが付いてて、
後ろには荷台が付いてて、
色が黒の自転車だ。
そういう自転車が見つからない。
1万円くらいの折り畳み自転車は、ある。
しかし、俺の条件と一致しない。
うーん。。。
9000円出して、修理するべきか。。。
しかし、タイヤを交換しても、
今度は、他の部分が、ガタがきたら、どうしよう。。
そのリスクもある。
調べてみたら、
買ったのが西暦2011年の6月(12480円で購入)。
ほぼ8年前である。
8年間も一途に同じ自転車に乗り続けるってある??
きょうび中々ないよ。素敵やん。
8年も乗ってれば、寿命なのかな。。
で、ここで俺は、運命論者なので、事象の意味を考える。
今、なぜ、この出来事は起きた?
それを考えた。
その結果、俺は、こう考えた。
「これからの選挙ポスター貼りは、人を頼れ。」と。
そういう天からのメッセージ、だと俺は思った。
というのは、
俺が自転車を保有しているのは、
選挙ポスターのポスター貼りのためである。
選挙ポスターを一人で貼るためには、
どうしても自転車が必要であり、
それがために、
電車にも載せる事が可能な、
折り畳み自転車を俺は所持していた。
すべては選挙のためだ。
しかし、今の俺なら、
選挙ポスターのポスター貼りを募集したら、
人が集まるかもしれない。
つまり、天からのお告げとして、
「自転車のポスター貼りから卒業しろ、
仲間と協力して、ポスター貼りをする事を覚えろ」
というメッセージなのかもしれない、と。
うん、俺は自転車を卒業しよう。
ここでまた自転車を買ってしまったりしたら、
俺はまた一人で、選挙ポスターを貼り続けるだろう。
また8年間、1人で選挙ポスターを貼るのか?
それは違うだろう、後藤輝樹。
卒業だろう。
もし、修理をして、乗れたとしても、
タイヤ以外の何か、
ブレーキ部分なのか、タイヤのホイールなのか、
どこかは分からないが、
いずれ、またどこかを修理をする事になると思う。
そうなった時に俺は、
9000円もかけたのに、
また修理か、と俺は自転車を恨んでしまうかもしれない。
だから、もう寿命を全うさせてあげようと思った。
それが自然だと。
乗れるところまで乗って、あとは成仏させよう、と。
あのタイヤでは、おそらく、
次の選挙のポスター貼りには耐えられないだろう。
耐えられたとしても、
不安の中でのポスター貼りは、
正しい戦略ではない。
不安要素は極力、予め取り除くべきである。
俺は、自転車を卒業して、前に進もう、と思った。
ブラックバイシクル【ブラックリベリオン号】有り難う。
今までよく一緒に戦ってくれた、愛してるぜ。
ちょっと泣きそう。
お前のおかげでここまで来れた。
こたびの選挙が終わって、労をねぎらうために時間かけてピカピカに洗車したんだ。
そしたら、こうで、でも洗車できて良かったよ。
今回の選挙でポスター貼り、3日間で17時間自転車をこいだ。
よく頑張ってくれたな。頑張ってくれたんだな。
俺ばかりツラいと思ってたが、お前もツラかったな。
泣けてきたぜ。
有り難う。感謝してる。
こいつと一緒に8年間、8回の選挙を戦ってきた。戦友だ。
俺は選挙、1人じゃなかった、今までコイツがいたんだ。ごめんよ。
一緒に戦ってたな。
東京と横浜を往復した事もある。転倒した事もある。
変形したり、サビたりしながら、今までよく頑張ってくれた。
今となっては、そのすべてが良い思い出だ。号泣。
今まで俺様を支えてくれて有り難な。
さみしくなるけど、俺は、あともう少し、頑張るよ。
先に行って待っててな。愛してるぜ。